シート防水工法の施工手順

１．下地清掃

• 下地の乾燥を確認する。
• 下地との接着を阻害する砂や塵埃、レイタンス、油脂類などを除去、清掃する。

2．下地処理（プライマーおよび樹脂モルタルなどの塗布）、目地処理　［*ALC下地の場合］

• 下地との接着力を高めるために、プライマーおよび樹脂モルタルなどを均一に塗布する。
• ALCパネル接合部に絶縁用テープを張りつける。

３．接着剤の塗布

• 合成ゴム系の接着剤を下地面およびシート裏面に均一に塗布する。
  （エポキシ樹脂系の接着剤を用いる場合は下地面のみの塗布とする。）
• 接着剤は、適正な乾燥時間をとる（指触乾燥）。

４．ルーフィングシートの張り付け

• シートの割付後、シートにしわや空気が入らないよう張りつける。
• 張り付け後、モップ・ローラー等で十分に転圧する。

５．ルーフィングシートの接合

• 溶剤溶着又は熱融着で、接合部のすべてを接合する。接合幅は40mm以上とする。
• 接合後点検をし、不良個所を補修する。

６．立上り部の施工

• 合成ゴム系の接着剤を下地面およびシート裏面に均一に塗布する。
• シートを張り付け後、ハンドローラー等で十分に転圧する。
• 端末部は押さえ金物などで固定し、不定形シール材でシールする。

７．接合端末部のシール

• シール材を用い、途切れのないようすべての接合部をシールする。