シート防水材とは
 
 
  シート防水の特長
  シート防水の分類
  シート防水の沿革
  シート防水の生産量

  合成高分子ルーフィング工業会
(略称:KRK)
  〒104-0033
東京都中央区新川1丁目3番2号
新東京ビル
TEL : (03) 3552-8479
FAX : (03) 3551-6835
E-mail : krkroof@tky.3web.ne.jp

シート防水の沿革

シート防水の歴史

 日本におけるシート防水は昭和27年(1952年)に旧国鉄の車両屋根に難燃性を特長とする塩化ビニル樹脂系シートがはじめて採用されました。
 実際建築物の屋上にシート防水(塩化ビニル樹脂系シート)を試験施工するまでには、国鉄の車両屋根採用から5年を経た昭和32年(1957年)まで待つこととなります。
 昭和37年(1962年)から昭和42年(1967年)の5年間に、加硫ゴム系シートエチレン酢酸ビニル樹脂系シート非加硫ゴム系シートと現在主要なシート防水材料が続々と登場し、市場の拡大と建築技術の多様化に伴い熱可塑性エラストマー系シートシート防水機械固定工法など環境に対応させた新しい材料・工法が上市され現在に至っています。
 昭和45年(1970年)、前身である「合成高分子ルーフィング懇談会」が発足し8年後の昭和53年(1978年)に「合成高分子ルーフィング工業会(KRK)」に改組されました。
 KRKはシート防水の材料面である「JIS規格」、工法面である「建築学会標準仕様書(JASS-8)」及び「公共建築工事共通仕様書」、工事面である「シート防水技能検定」等に参画協力してシート防水の発展に努力してまいりました。
 平成3年(1991年)にはシート防水の年間出荷量が2800万m2とピークに達し、材料の品質、工法の信頼性、工事技能の確かさが認められ、民間はもちろん、全国の官公庁、自治体にて防水工事の主流として普及し高い評価を得ています。



暦 年 要  旨
昭和27年(1952) 塩化ビニル樹脂系シートが国鉄車輌屋根材として採用
 
出典
毎日新聞社
決定版昭和史
わが国におけるシート防水の黎明  
昭和26年(1951)国鉄桜木町駅構内において車輌火災発生、焼死者多数を出す大惨事となる。この事件を契機に車輌屋根防水材の見直しがなされ、難燃性である塩化ビニル樹脂系シートが採用された。
昭和32年(1957) 国鉄が、ドイツ製ポリイソブチレンシートを採用
  塩化ビニル樹脂系床材を屋上に防水シートとして試験施工
昭和37年(1962) 加硫ゴム系シート登場
昭和40年(1965) EPDM系加硫ゴムシート登場
昭和41年(1966) エチレン酢酸ビニル樹脂系シート登場
昭和42年(1967) 非加硫ブチルゴム系シート登場
昭和44年(1969) JIS A 6008「合成高分子ルーフィング」制定
昭和45年(1970) 合成高分子ルーフィング懇話会(略称KRK)発足
  JIS A 6009「基布その他を積層した合成高分子ルーフィング」制定
昭和47年(1972) 日本建築学会「建築工事標準仕様書 JASS 8 防水工事」第1版発刊
(3節「屋根合成高分子ルーフィング防水工事」として採用される)
昭和48年(1973) 建設省「建築工事共通仕様書」48年度版に合成高分子ルーフィング採用
昭和49年(1974) 塩化ビニル樹脂系シート機械的固定工法登場
  JIS A 6008,6009のJISマーク表示許可の品目指定
昭和50年(1975)

KRK統計 シート防水材料 生産1000万m2達成

昭和51年(1976) シート防水工事業団体連合会(シート工連)発足
昭和53年(1978) シート防水技能士誕生(労働省認定)
  KRK、合成高分子ルーフィング工業会に改組
昭和54年(1979) KRK統計 シート防水材料 生産2000万m2達成
昭和55年(1980) KRK編「シート防水マニュアル」発刊
昭和60年(1985) KRK・シート工連共編「屋根防水改修マニュアル」発刊
昭和61年(1986) KRK編「シート防水マニュアル」(加硫ゴム系、改質アスファルト系)発刊
  KRK・シート工連共編「シート防水施工の手引き」発刊
昭和62年(1987) KRK編「シート防水カタログ・塩化ビニル樹脂系」発刊
昭和63年(1988) JASS 8 「メンブレン防水層の性能評価試験方法(案)」によるシート防水層評価試験実施(KRKによる)
平成元年(1989) KRK20年記念行事開催
  日本建築学会大会論文発表「シート防水層の性能評価試験」
平成2年(1990) 全国防水工事業協会結成(略称 全防協)内部にシート部会発足し、シート防水工事業団体連合会が発展的解散
平成3年(1991) NRCA(米国 National Roofing Contractors Association)
第3回ルーフィング技術に関する国際シンポジウムで論文発表
「Assessment of single-ply roofing in Japan」
  KRK統計 シート防水材料 生産2800万m2達成
平成4年(1992) JIS A 6009廃止、JIS A 6008「合成高分子系ルーフィングシート」に統合
  日本建築学会大会論文発表「JIS A 6009 対象品性能試験 引張試験及び結果」
平成5年(1993) KRK編小冊子「塩化ビニル樹脂系防水シートと環境問題について」発刊
  日本建築学会論文発表「防水材料の屋外暴露試験」
平成6年(1994) 耐風性の研究会発足(指導:東京工業大学田中研究室)
  日本建築学会大会論文発表「シート防水層の耐根性評価試験」
平成7年(1995) 加硫ゴム系シートの機械的固定工法登場
平成8年(1996) シート防水強風地域仕様書の作成
  シート防水の製造物責任に関するガイドライン作成
  日本建築学会大会論文発表「1995年 兵庫県南部地震における防水層被害調査報告」
平成9年(1997) JIS A 6008「合成高分子系ルーフィングシート」改正
  NRCA(米国 National Roofing Contractors Association)
第4回ルーフィング技術に関するシンポジウムで論文発表
“Application of PVC Membrane on Pitched Roofs for Museum Roof Gardens”
平成10年(1998) 日本建築学会大会論文発表「使用済み加硫ゴム系シートの再生ゴムシートとしての検討」
  ALC構造における耐震構造用シート防水の研究(建築研究所、ALC協会主催)公開実験実施
  「防水層耐久性能評価試験方法」(JASS 8)確立
  建築基準法改正
平成11年(1999) 日本建築学会大会論文発表「均質塩ビ系防水シートのリサイクル可能性の検討」
  KRK内に熱可塑性エラストマー系シート部会発足
  住宅の品質確保の促進等に関する法律公布
平成12年(2000) 日本建築学会大会論文発表「複合塩ビ防水シートの粉砕分離による再生化」
  中国工程建築標準化協会でJASS 8説明会開催
  建築基準法施行令告示(防火、風荷重、地下防水)
  住宅紛争処理のための技術資料(シート防水編)作成協力
  シート防水工事検査チェックリスト・同解説完了
平成13年(2001) 日本建築学会大会論文発表「熱可塑性ポリオレフィン樹脂系防水シートのリサイクル可能性の検討」
  日本建築学会「防水材料促進耐候性試験委員会」発足(北海道、筑波、沖縄防水材長期暴露試験開始)
平成14年(2002) JIS A 6008「合成高分子系ルーフィングシート」改正
(熱可塑性エラストマー系シートが採用)
  「シート防水マニュアル」を全面改訂
平成15年(2003) 日本建築学会大会論文発表「シート防水における露出断熱仕様の調査(その1.調査の概要、その2.事故例と仕様、その3.品質調査)」
  第9回リフォーム・リニューアル・コンバージョン展に出展
平成16年(2004) 「公共建築工事標準仕様書」改訂(熱可塑性エラストマー系シートの機械固定工法が採用)
「公共建築改修工事共通仕様書」(露出断熱仕様の採用)
  日本建築学会大会論文発表「シート防水における露出断熱仕様の調査(その4.塩ビシートの品質調査)」「加硫ゴム系シートの高耐久仕様」
「EVA系シートの品質評価」
  第10回リフォーム・リニューアル・コンバージョン展に出展
平成17年(2005) 日本建築学会大会論文発表「シート防水における露出 断熱仕様の調査(その5.断熱材に関する調査と断熱材の固定について)」
「水系接着剤による加硫ゴム系シート防水工法の開発」
  第11回リフォーム・リニューアル展に出展
  「日本の防水100年のあゆみ」発刊(全防協)