シート防水の耐風圧性能
  屋根の防火関連規定
  屋根断熱基準

  合成高分子ルーフィング工業会
(略称:KRK)
  〒104-0033
東京都中央区新川1丁目3番2号
新東京ビル
TEL : (03) 3552-8479
FAX : (03) 3551-6835
E-mail : krkroof@tky.3web.ne.jp

シート防水工事に関わる法令、基準など

屋根断熱基準

【屋根次世代省エネルギー基準】


1.建築物の次世代省エネルギー基準


 建設省告示第998号(平成11年3月30日)により地球環境への負荷を出来るだけ減らし快適な居住空間を確保するためのさらに断熱特性の高い「次世代エネルギー基準」が設定されました。概要を次に示す。

次世代省エネルギーの地域区分
北海道
青森 岩手 秋田
宮城 山形 福島 栃木 新潟 長野
茨城 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 富山 石川 福井 山梨 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分
宮崎 鹿児島
沖縄

地域区分

 住宅の省エネルギー性能の検討に際し、その地域区分の設定にあたっては、標準暖房度日(D18-18)を勘案し、全国を気象条件に応じて6地域に区分している。なお、基準金利適用住宅(省エネルギータイプ)、省エネルギー住宅(一般型)における地域区分は都道府県界によって区分しているが、省エネルギー住宅(次世代型)では市町村界によって区分しているので注意が必要である。


2.躯体の断熱性能等に関する基準

 躯体(屋根(小屋裏又は天井裏が外気に通じているを除く。)又はその真下の天井、外気等に接する天井、壁及び床並びに外周が外気等に接する土間床等をいう。)を「断熱構造とする部分」に定めるところにより断熱構造(地域区分に応じ、断熱、日射遮蔽、結露防止及び気密のための措置を講じた構造)とする場合にあっては、次に定める基準によること。

(1) 躯体の設計に関する基準
躯体の設計に当たっては、次のイ.又はロ.に定める基準によること

イ. 熱貫流率の基準
  鉄筋コンクリート造、組積造その他これらに類する構造(以下「鉄筋コンクリート造等」という。)の住宅にあっては熱橋(構造部材、下地、窓枠下材その他断熱構造を貫通する部分であって、断熱性能が周囲の部分よりも劣るものをいう。以下同じ。)となる部分を除いた熱貫流率が、その他の住宅にあっては熱橋となる部分(壁に設けられる横架材を除く。)による低減を勘案した熱貫流率が、それぞれ断熱材の施工法、部材及び地域の区分に応じて次の表に掲げる基準以下であること。
住宅の種類
断熱材の施工法
部位
熱貫流率の基準値
地域の区分
鉄筋コンクリート
造の住宅または
組積造の気密住宅
内断熱工法 屋根又は天井 0.27 0.35 0.37 0.37 0.37 0.37
屋根又は天井 0.39 0.49 0.75 0.75 0.75 0.75
外気に接する床 0.27 0.32 0.37 0.37 0.37
-
その他の床 0.38 0.46 0.53 0.53 0.53
-
土間床等の外周部 外気に接する床 0.47 0.51 0.58 0.58 0.58
-
その他の床 0.67 0.73 0.83 0.83 0.83
-
外断熱工法 屋根又は天井 0.32 0.41 0.43 0.43 0.43 0.43
屋根又は天井 0.49 0.58 0.86 0.86 0.86 1.76
外気に接する床 0.38 0.46 0.54 0.54  
-
その他の床
-
-
-
-
-
-
土間床等の外周部 外気に接する床 0.47 0.51 0.58 0.58 0.58
-
その他の床 0.67 0.73 0.83 0.83 0.83
-
その他の住宅
-
屋根又は天井 0.17 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24
屋根又は天井 0.35 0.53 0.53 0.53 0.53 0.53
外気に接する床 0.24 0.24 0.34 0.34 0.34
-
その他の床 0.34 0.34 0.48 0.48 0.48
-
土間床等の外周部 外気に接する床 0.37 0.37 0.53 0.53 0.53
-
その他の床 0.53 0.53 0.76 0.76 0.76
-

1. 「熱貫流率」とは土間床等の外周以外の部位にあっては、内外の温度差1度の場合において1平方メートル当たり貫流する熱量をワットで表した数値であって、当該部位を熱の貫流する方向に構成している材料の種類及び厚さ、熱橋により貫流する熱量等を勘案して算出したものをいい、土間床等の外周にあっては、内外の温度差1度の場合において1平方メートル当たり貫流する熱量をワットで表した数値であって、当該土間等を熱の貫流する方向に構成している材料の種類及び厚さ等を勘案して算出したものをいう。以下同じ。
2. 鉄筋コンクリート造等の住宅において、「内断熱工法」とは鉄筋コンクリート造等の構造体の内側に断熱施工する方法を、「外断熱工法」とは構造体の外側に断熱施工する方法をいう。以下同じ。

ロ. 断熱材の熱抵抗の基準
住宅の種類
断熱材の施工法
部位
熱貫流率の基準値
地域の区分
鉄筋コンクリート
造の住宅または
組積造の気密住宅
内断熱工法 屋根又は天井 3.6 2.7 2.5 2.5 2.5 2.5
屋根又は天井 2.3 1.8 1.1 1.1 1.1 0.3
外気に接する床 3.2 2.6 2.1 2.1 2.1
-
その他の床 2.2 1.8 1.5 1.5 1.5
-
土間床等の外周部 外気に接する床 1.7 1.4 0.8 0.8 0.8
-
その他の床 0.5 0.4 0.2 0.2 0.2
-
外断熱工法 屋根又は天井 3.0 2.2 2.0 2.0 2.0 2.0
屋根又は天井 1.8 1.5 0.9 0.9 0.9 0.3
外気に接する床 2.2 1.8 1.5 1.5 1.5
-
その他の床
-
-
-
-
-
-
土間床等の外周部 外気に接する床 1.7 1.4 0.8 0.8 0.8
-
その他の床 0.5 0.4 0.2 0.2 0.2
-
木造の住宅 充填断熱工法 屋根又は天井 屋根 6.6 4.6 4.6 4.6 4.6 4.6
天井 5.7 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0
3.3 2.2 2.2 2.2 2.2 2.2
外気に接する床 5.2 5.2 3.3 3.3 3.3
-
その他の床 3.3 3.3 2.2 2.2 2.2
-
土間床等の外周部 外気に接する床 3.5 3.5 1.7 1.7 1.7
-
その他の床 1.2 1.2 0.5 0.5 0.5
-
枠組壁工法の住宅 充填断熱工法 屋根又は天井 屋根 6.6 4.6 4.6 4.6 4.6 4.6
天井 5.7 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0
3.6 2.3 2.3 2.3 2.3 2.3
外気に接する床 4.2 4.2 3.1 3.1 3.1 3.1
その他の床 3.1 3.1 2.0 2.0 2.0
-
土間床等の外周部 外気に接する床 3.5 3.5 1.7 1.7 1.7
-
その他の床 1.2 1.2 0.5 0.5 0.5
-
木造・枠組壁工法
又は鉄骨造の住宅
外張断熱工法 屋根又は天井 5.7 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0
2.9 1.7 1.7 1.7 1.7 1.7
外気に接する床 3.8 3.8 2.5 2.5 2.5
-
その他の床
-
-
-
-
-
-
土間床等の外周部 外気に接する床 3.5 3.5 1.7 1.7 1.7
-
その他の床 1.2 1.2 0.5 0.5 0.5
-
1. 「土間床等の外周部」とは、土間床等の外周より1メートル以内の部分をいう。
2. 木造又は枠組壁工法の住宅において、「充填断熱工法」とは、屋根にあっては屋根組材の間、天井にあっては天井間、壁にあっては柱、間柱、たて枠の間及び外壁と内壁との間、床にあっては床組材の間に断熱施工する方法をいう。以下同じ。
3. 木造、枠組壁工法又は鉄骨造の住宅において「外張断熱工法」とは、屋根及び天井にあっては屋根たる木、小屋梁及び軒桁の外側、壁にあっては柱、間柱及びたて枠の外側、外気に接する床にあっては床組材の外側に断熱施工する方法をいう。以下同じ。
4. 土間床等の外周部の断熱材の熱抵抗の値は、基礎の外側若しくは内側のいずれか又は両方に地盤面に垂直に施工される断熱材の熱抵抗の値を示すものとする。この場合において、断熱材は、基礎底盤上端から基礎天端まで連続して施工し、又はこれと同等以上の断熱性能を確保できるものとしなければならない。
5. 一の住宅において複数の住宅の種類又は断熱材の施工法を採用している場合にあっては、それぞれの住宅の種類又は断熱材の施工方法に応じた各部位の断熱材の熱抵抗の値を適用するものとする。

平成11年3月 建設省住宅局住宅生産課 建築生産技術企画官
「住宅・建築物の省エネルギー基準の改正について」より引用


3.次世代省エネルギー基準の熱抵抗値による地域別断熱材の厚さ

住宅の種類
工法及び部位
地区
必要な熱抵抗値
断熱材種類

(断熱材の厚さmm )

(断熱材の厚さmm )

(断熱材の厚さmm )

(断熱材の厚さmm )

(断熱材の厚さmm )

(断熱材の厚さmm )
鉄筋コンクリート
造の住宅
内断熱工法
屋根又は天井
必要な熱抵抗値 3.6 2.7 2.5 2.5 2.5 2.5
A-1 190 145 130 130 130 130
A-2 180 135 125 125 125 125
165 125 115 115 115 115
145 110 100 100 100 100
125 95 85 85 85 85
105 80 70 70 70 70
外断熱工法
屋根又は天井
必要な熱抵抗値 3.0 2.2 2.0 2.0 2.0 2.0
A-1 160 115 105 105 105 105
A-2 150 110 100 100 100 100
135 100 90 90 90 90
120 90 80 80 80 80
105 75 70 70 70 70
85 65 60 60 60 60
木造の住宅 充填断熱工法
屋根又は天井
必要な熱抵抗値 6.6 4.6 4.6 4.6 4.6 4.6
A-1 345 240 240 240 240 240
A-2 330 230 230 230 230 230
300 210 210 210 210 210
265 185 185 185 185 185
225 160 160 160 160 160
185 130 130 130 130 130
枠組壁工法の住宅 充填断熱工法
屋根又は天井
必要な熱抵抗値 6.6 4.6 4.6 4.6 4.6 4.6
A-1 345 240 240 240 240 240
A-2 330 230 230 230 230 230
300 210 210 210 210 210
265 185 185 185 185 185
225 160 160 160 160 160
185 130 130 130 130 130
木造枠組工法又は鉄骨の住宅 外張断熱工法
屋根又は天井
必要な熱抵抗値 5.7 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0
A-1 300 210 210 210 210 210
A-2 285 200 200 200 200 200
260 180 180 180 180 180
230 160 160 160 160 160
195 140 140 140 140 140
160 115 115 115 115 115

必要な熱抵抗値:単位 (m2hr℃/kcal)
断熱材種類 A-1、A-2、B、C、D、Eは別表に示す。

※この表において、断熱材の厚さの欄中A-1、A-2、B、C、D、Eはそれぞれ次の断熱材を表す。
A-1 (λ=0.045〜0.044[0.052〜0.051])吹込み用グラスウールGW-1・GW-2、吹込み用ロックウール35K、シージングボード
A-2 (λ=0.043〜0.040[0.050〜0.046])住宅用グラスウール10K相当、吹込み用ロックウール25K、A級インシュレーションボード
B (λ=0.039〜0.035[0.045〜0.041])住宅用グラスウール16K相当、ビーズ法ポリスチレンフォーム4号、ポリエチレンフォームB種、タタミボード
C (λ=0.034〜0.030[0.045〜0.035])住宅用グラスウール24K相当、32K相当、高性能グラスウール16K・24K相当、吹込み用グラスウール30K・35K相当、住宅用ロックウール(マット・フェルト・ボード)、ビーズ法ポリスチレンフォーム1号・2号・3号、押出法ポリスチレンフォーム1種、ポリエチレンフォームA種、吹込み用セルローズファイバー25K、吹込み用セルローズファイバー45K・55K(接着剤併用)、フェノールフォーム保湿板2種1号
D (λ=0.029〜0.025[0.034〜0.029])ビーズ法ポリスチレンフォーム特号、押出法ポリスチレンフォーム2種、フェノールフォーム保湿板1種1号・2号・2種2号
E (λ=0.024[0.028]以下)押出法ポリスチレンフォーム3種、硬質ウレタンフォーム、吹付け硬質ウレタンフォーム(現場発泡品)

(λ:熱伝導率(kcal/m・h・℃) なお[ ]内はW/(m・k)に換算したもの)
(k=kg/m3


4.断熱材の材料・品種と熱伝導率

材料名
熱伝導率
備考
(kcal/m・h・℃)
(W/(m・k))
密度(kg/m3)
規格等
セメントモルタル 1.3 1.5    
コンクリート 1.4 1.6    
軽量骨材コンクリート 1種 0.7 0.81 1,900  
軽量骨材コンクリート 2種 0.5 0.58 1,600  
軽量気泡コンクリートパネル(ALCパネル) 015 0.17 500〜700 JISA5416
普通れんが 0.53 0.62 1,700以下  
耐火れんが 0.85 0.99 1,700〜2,000  







住宅用グラスウール断熱材 10K相当
16K相当
24K相当
36K相当
高性能グラスウール断熱材 16K相当
24K相当
0.043
0.039
0.033
0.031
0.033
0.031
0.050
0.045
0.038
0.036
0.038
0.036
約10
約16
約24
約32
約16
約24
JISA9521
吹込み用グラスウール断熱材 GW-1
GW-2
0.045
0.045
0.052
0.052
約13
約18
JISA9523
30K相当
35K相当
0.034
0.034
0.040
0.040
約30
約35
乾式
乾式及び接着剤
併用工法
住宅用ロックウール断熱材 マット
0.033 0.038 30〜50 JISA9521
住宅用グラスウール断熱材 フェルト
住宅用グラスウール断熱材 ボード
0.033
0.031
0.038
0.036
30〜70
50〜100
JISA9504準用
吹込み用グラスウール断熱材 25K
35K
0.040
0.044
0.047
0.051
25以上
35±5
JISA9523











ビーズ法ポリスチレンフォーム保湿板 特号
1号
2号
3号
4号
押出法ポリスチレンフォーム保湿板 1種
2種
3種
0.029
0.031
0.032
0.034
0.037
0.034
0.029
0.024
0.034
0.036
0.037
0.040
0.043
0.040
0.034
0.028
27以上
30以上
25以上
20以上
15以上
20以上
20以上
20以上
JISA9511
硬質ウレタンフォーム保湿板 1種 1号
1種 2号
1種 3号
2種 1号
2種 2号
2種 3号
0.021
0.021
0.022
0.020
0.020
0.021
0.024
0.024
0.026
0.023
0.023
0.024
45以上
35以上
25以上
45以上
35以上
25以上
JISA9511
吹付け硬質ウレタンフォーム(現場発泡品) 0.022 0.026 25以上 JISA9526
ポリエチレンフォーム A
B
0.033
0.036
0.038
0.042
20〜40
10〜40
工業会規格
フェノールフォーム保湿板 1種 1号
1種 2号
2種 1号
2種 2号
0.028
0.026
0.031
0.029
0.033
0.030
0.036
0.034
45以上
30以上
50以上
40以上
JISA9511







A級インシュレーションボード
タタミボード
シーシングボード
0.042
0.039
0.045
0.049
0.045
0.052
350未満
270未満
400未満
JISA5905
吹込みセルローズファイバー断熱材
0.034
0.034
0.040
0.040
25
45、55
JISA9523
接着剤併用工法

[戻る]