合成高分子ルーフィング工業会
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Q&A

Question 13 シート防水の下地(種類、処理)
   
  シート防水を施工する場合、下地にはどのような注意を払えばよいのでしょうか?
 

Answer

 新築工事におけるシート防水の下地としては、現場打ちコンクリート、プレキャストコンクリート部材、ALCパネルなどが一般的ですが、接着工法における主な注意点を示します。

  >>詳細
  1. 乾燥に注意を要する下地
  2.
動きが予想される下地(ALCパネル、プレキャストコンクリート部材)
  3. 表面処理が必要な下地
  4. 特殊な下地
   
(1) 木片セメント板、木毛セメント板、合板
(2) 金属板


1.乾燥に注意を要する下地

 次の下地については、十分な乾燥が期待できないので水分による防水層のふくれ及び接着不良などが発生しやすい。このため脱気装置の設置が必要です。
(1) 現場打ちコンクリート下地で、打設後の養生期間が短い場合
(2) デッキプレートに現場打ちコンクリートを打設した場合
(3) 現場打ちコンクリート下地の下側に、ポリスチレンフォーム保温材などの断熱材が組込まれた場合(片面乾燥となる)
(4) 現場打ちコンクリートに吸収性の大きい骨材(人工軽量材・火山砂利骨材・パーライトなど)を用いた場合
(5) 長時間の降雨、降雪を受けたALCパネル又はプレキャストコンクリート部材

2.動きが予想される下地
  (ALCパネル、プレキャストコンクリート部材)


 板状下地の接合部では、反りによる段差や目違いが発生しやすいため、場合によってはモルタルの充填やサンダーがけなどの処理が必要です。また、建物の構造、規模によっては接合部の動きが大きくなるため、絶縁や増張りを行う必要があります。

3.表面処理が必要な下地

 ALCパネルの表面は、粗面になっているため、ポリマーセメントペーストやポリマーセメントモルタルなどをすり込んで有効接着面積を増加させる必要があります。

4.特殊な下地

(1) 木片セメント板、木毛セメント板、合板
   支持材間隔や板材の厚さが不足すると、たわみや変形を起こして防水層が剥がれり破損したりするため、屋根材の厚さ、支持材の間隔、固定方法に注意する必要があります。
(2) 金属板
   継目部分の働きや風圧による動きなどを考慮して、発泡ポリエチレンシートや暖熱材を組込み、動きが直接防水層に伝達しないようにすることが望ましい。また、金属板表面の塗料、防錆油、錆などがシート防水層の接着を阻害するおそれがあるため、防水施工に先立ち、除去するなど対策をたてる必要があります。



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