合成高分子ルーフィング工業会
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Q&A

Question 7 シート防水と他材料の複合防水
   
  シート防水とその他の材料を組み合わせた防水工法には、どのようなものがありますか。また、その用途・目的はどのようなことですか?
 

Answer

 合成高分子ルーフィングシートが他の防水材と組み合わせて使用される場合は、大きく分けて次のようなものがあります。

シート防水層と他の材料の防水層を積層して2重防水の機能とさらに付加的な機能を追加する防水仕様
防水工事の工程の中で下地層、中間層、表面層にシート防水を補強層として使用する防水仕様
建築物の防水範囲で最適な防水仕様を選択した結果、部分的に異なった複数の防水材が平面的に連続して使用される防水仕様
 ここでは、品質の高い防水層を目的とした1.の例としてシート防水と塗膜防水の複合防水工法を紹介します。この工法は、均一な厚さの信頼できるシート防水と接合部のないシームレスな塗膜防水の組み合わせの2重防水であり、さらに塗膜防水を表層部に使用することにより、使用目的に応じて、例えば歩行用や運動用などの用途にすることが出来ます。
  標準的な仕様例を下記に示します。

表 シート防水と塗膜防水の複合工法
下地 RC・PCa ALC
部位 平場(RC/PCa) 立上り(RC) 平場(ALC) 立上り(ALC)
工程1 プライマー塗り
(0.2kg/m2)
プライマー塗り
(0.2kg/m2)
プライマー塗り
(0.3kg/m2)
プライマー塗り
(0.2kg/m2)
工程2 接着剤塗り
下地(0.25kg/m2)
シート(0.15kg/m2)
接着剤塗り
下地(0.25kg/m2)
シート(0.15kg/m2)
接着剤塗り
下地(0.25kg/m2)
シート(0.15kg/m2)
接着剤塗り
下地(0.25kg/m2)
シート(0.15kg/m2)
工程3 加硫ゴム系又は塩化ビニル樹脂系シート張付け 加硫ゴム系又は塩化ビニル樹脂系シート張付け 加硫ゴム系又は塩化ビニル樹脂系シート張付け 加硫ゴム系又は塩化ビニル樹脂系シート張付け
工程4

プライマー塗り
(0.2kg/m2)

プライマー塗り
(0.2kg/m2)
プライマー塗り
(0.2kg/m2)
プライマー塗り
(0.2kg/m2)
工程5 ウレタンゴム系防水材塗り
(3.0kg/m2)
ウレタンゴム系防水材塗り
(3.0kg/m2)
ウレタンゴム系防水材塗り
(3.0kg/m2)
ウレタンゴム系防水材塗り
(3.0kg/m2)
保護仕上
げの種類
仕上げ塗料 仕上げ塗料 仕上げ塗料 仕上げ塗料
工程1 仕上塗料塗り
(0.2kg/m2)
仕上塗料塗り
(0.2kg/m2)
仕上塗料塗り
(0.2kg/m2)
仕上塗料塗り
(0.2kg/m2)


【注意】
(1) 工程3に使用するシートはJIS A 6008(合成高分子系ルーフィングシート)に適合するものとし、厚さは1.0mm以上とする。
(2) 出入隅角は増張りする。
(3) PCa板下地の目地処理は防水材製造業者の仕様による。
(4) シート防水材の立上り及び立下りの末端部の納まりは、防水材製造業者の仕様による。
(5) 工程2において、シートの裏面に粘着層又は接着層を積層したシートを使用する場合は、下地面のみに接着剤を塗布し、使用量は0.25kg/m2程度とする。エポキシ樹脂系接着剤を使用する場合は、下地面のみに0.4kg/m2塗布する。
(6) 工程4のプライマー塗りは防水材製造業者の仕様により省略できる。
(7) 工程5,6のウレタンゴム系防水材はJIS A 6021(建築用塗膜防水材)に適合するものとする。補強布を積層する場合は防水材製造業者の仕様による。
(8) 工程5,6はウレタンゴム系防水材の性状により、工程数を増減することが出来る。また総使用量を変えずに、各工程の塗布量を増減することが出来る。
(9) 工程5,6はウレタンゴム系防水材の塗布量はウレタンゴム系防水材の比重を1.0とした場合の数値であり、使用するウレタンゴム系防水材の比重を勘案して同じ塗膜厚さになる量を塗布する。
(10) 仕上げ塗料の材質・色は防水材製造業者の仕様による。




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