シート防水工法の仕様
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(社)日本建築学会「JASS8 防水工事」(2000年版)
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シート防水工法の仕様

社団法人 日本建築学会「JAS8 防水工事」(2000年版)



シート防水工事


a.防水層の種別

シート防水の種別は、表1〜6に示すとおりとする。なお、表中の( )内の数値は使用量を示す。脱気装置を設置する場合は、その位置、種類および個数は特記による。



表1 加硫ゴム系シート防水工法・接着仕様(S-RF)

[注] (1) 立上りの下地をPCa、ALCとする場合はスラブと一体となる構造形式のものとする。目地部の処理および増張りは特記による。
  (2) 使用するシートの厚さは特記による。特記のない場合は1.2mmとする。
  (3) 出隅角はシートの張付け前に非加硫ゴム系シートで増張りする。
  (4) PCa部材接合部の目地処理は特記による。
  (5) 防水層の立上りおよび立下りの末端部は、押え金物で固定し、シール材を用いて処理する。
  (6) 仕上塗料の材質・色は特記による。
  (7) 裏面に粘着層または接着剤を積層したシートを使用する場合は特記による。その場合の接着剤の使用量は下地面のみに0.25kg/m2とする。
  (8) 表面に着色層を設けた加硫ゴム系シートを使用する場合は特記による。その場合の保護・仕上げはなしとする。


表2 加硫ゴム系シート防水工法・断熱接着仕様(S-RFT)

[注] (1) 立上りの下地をPCa、ALCとする場合はスラブと一体となる構造形式のものとする。目地部の処理および増張りは特記による。
  (2) 使用するシートの厚さは特記による。特記のない場合は1.2mmとする。
  (3) 出隅角はシートの張付け前に非加硫ゴム系シートで増張りする。
  (4) 平場における工程3の非加硫ゴム系シートの張付け幅は100mm程度とする。非加硫ゴム系シートの上は、さらに接着剤を塗布する。
  (5) 防水層の立上りおよび立下りの末端部は、押え金物で固定しシール材を用いて処理する。
  (6) 仕上塗料の材質・色は特記による。
  (7) 裏面に粘着層または接着層を積層したシートを使用する場合は特記による。その場合の接着剤の使用量は断熱材面には0.15kg/m2、立上り下地面には0.25kg/m2とし、シート面側には塗布しない。
  (8) 表面に着色層を設けた加硫ゴム系シートを使用する場合は特記による。その場合の保護・仕上げはなしとする。
  (9) 断熱材の材質は、ポリエチレンフォームまたは硬質ポリウレタンフォームとし、その厚さは特記による。


表3 塩化ビニル樹脂系シート防水工法・接着仕様(S-PF)

[注] (1) 立上りの下地をPCa、ALCとする場合はスラブと一体となる構造形式のものとする。目地部の処理および増張りは特記による。
  (2) 使用するシートの厚さは特記による。特記のない場合は1.5mmとする。
  (3) 出入隅角はシート施工後、成形役物を張付け、その端部はシール材を用いて処理する。
  (4) PCa部材結合部の目地処理は特記による。
  (5) 防水層の立上りおよび立下りの末端部は、押え金物で固定しシール材を用いて処理する。
  (6) 工程表の接着剤は、合成ゴム系とする、エポキシ樹脂系の接着剤を用いる場合、その使用量は下地面のみに0.4kg/m2とする。


表4 塩化ビニル樹脂系シート防水工法・断熱接着仕様(S-PFT)

[注] (1) 立上りの下地をPCa、ALCとする場合はスラブと一体となる構造形式のものとする。目地部の処理および増張りは特記による。
  (2) 使用するシートの厚さは特記による。特記のない場合は1.5mmとする。
  (3) 出入隅角はシート施工後、成形役物を張付け、その端部はシール材を用いて処理する。
  (4) 防水層の立上りおよび立下りの末端部は、押え金物または固定金具で固定し、シール材を用いて処理する。
  (5) 工程表の接着剤は、合成ゴム系とする。
  (6) 断熱材の材質は、ポリエチレンフォームとし、その厚さは、特記による。


表5 塩化ビニル樹脂系シート防水工法・機械的固定仕様(S-PM)

[注] (1) 立上りの下地をPCaとする場合はスラブと一体となる構造形式のものとする。目地部の処理および増張りは特記による。
  (2) 使用するシートの厚さは特記による。特記のない場合は1.5mmとする。
  (3) 出入隅角はシート施工後、成形役物を張付け、その端部はシール材を用いて処理する。
  (4) 立上りおよび立上りを接着工法とする場合は、特記による。
  (5) 防水層の立上りおよび立下りの末端部は、押え金物または固定金具で固定し、シール材を用いて処理する。
  (6) ALCへの適用は特記による。


表6 塩化ビニル樹脂系シート防水工法・断熱機械的固定仕様(S-PMT)

[注] (1) 立上りの下地をPCaとする場合はスラブと一体となる構造形式のものとする。目地部の処理および増張りは特記による。
  (2) 使用するシートの厚さは特記による。特記のない場合は1.5mmとする。
  (3) 出入隅角はシート施工後、成形役物を張付け、その端部はシール材を用いて処理する。
  (4) 立上りおよび立上りを接着工法とする場合は、特記による。
  (5) 断熱材の固定、絶縁用シートの敷き並べおよび固定方法は、防水材製造業者の指定による。
  (6) 防水層の立上りおよび立下りの末端部は、押え金物または固定金具で固定し、シール材を用いて処理する。
  (7) ALCへの適用は特記による。
  (8) 断熱材の材質は、ポリエチレンフォームまたは硬質ポリウレタンフォームとし、厚さは、特記による。


表7 エチレン酢酸ビニル樹脂系シート防水工法・密着仕様(S-PC)

[注] (1) 立上りの下地をPCaとする場合はスラブと一体となる構造形式のものとする。目地部の処理および増張りは特記による。
  (2) 使用するシートの厚さは特記による。特記のない場合は1.0mmとする。
  (3) 出入隅角はシートの張付けに先立ち成形役物を張付ける。
  (4) 防水層の立上りおよび立下りの末端部は、押え金物を使用せず、ポリマーセメントペーストで処理する。
  (5) PCa部材接合部の目地処理は特記による。


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