KRK 合成高分子ルーフィング工業会
防水材の仕様と施工
 
 
KRK事業内容
会員名簿
会員取扱シート防水材
シート防水材とは
防水仕様と施工
シート防水工法の仕様
  「KRK標準仕様」
  標準仕様一覧
  仕様の検索
「公共建築工事標準仕様書」(平成19年版)
「公共建築改修工事共通仕様書」(平成19年版)
(社)日本建築学会「JASS8 防水工事」標準仕様(2008年版)
(社)日本建築学会「JASS8 防水工事」参考資料(2008年版)
シート防水工法の施工手順
  接着工法
機械的固定工法
密着(湿式工法)工法
シート防水工法の標準納まり図
  接着工法
  加硫ゴム系シート
非加硫ゴム系シート
塩化ビニル樹脂系シート
熱可塑性エラストマー系シート
機械的固定工法
  加硫ゴム系シート
塩化ビニル樹脂系シート
熱可塑性エラストマー系シート
密着(湿式工法)工法
  エチレン酢酸ビニル樹脂系シート
接合部詳細
シート防水工法の施工事例
  各施工事例
技術資料
防水の関連法規・基準
防水の改修
Q&A集
シート防水用語集
リンク
出版物

合成高分子ルーフィング工業会
(略称:KRK)
〒103-0005
東京都中央区日本橋久松町9-2
日新中央ビル3F
TEL : 03(6206)2928
FAX : 03(6661)9034
E-mail : krkroof@krkroof.net

シート防水工法の仕様

「公共建築改修工事標準仕様書」

合成高分子系ルーフィングシート防水

改修工法の種類及び工程

防水改修工法の種類は、表1により、適用は特記による。工程は、特記された種類に応じて、○印のある工程を行う。
表1 防水改修工法の種類及び工程
  工 程
工法の種類 1 2 3 4 5 6 7 8 9
既存保護層(立上り部等)撤去 既存保護層(平場)撤去 既存断熱層撤去 既存防水層(立上り部等)撤去 既存防水層(平場)撤去 既存下地の補修及び処置 防水層の新設 断熱材の新設 保護層の新設
P1B工法
P1BI工法
P2A工法  
P2AI工法
P0AS工法
P0ASI工法 ○*6
P0D工法
P0DI工法 ○*4
P0S工法 (接着)
(機械) ○*1
P0SI工法 (接着)
(機械) ○*1
P0X工法
T1BI工法 ○*6
M3AS工法
M3ASI工法 ○*4
M3D工法
M3DI工法 ○*6
M4AS工法
M4ASI工法 ○*4
M4C工法
M4DI工法
M4S工法 ○*1
M4SI工法 ○*1
S3S工法
S3SI工法
S4S工法 (接着)
(機械) ○*1
S4SI工法 (接着)
(機械) ○*1
L4X工法
P1E工法 ○*2 ○*2 ○*3
P2E工法 ○*2 ○*2 ○*3

[注] (1)
*1印のある工程は、特記による。特記がなければ、ルーフィング類製造所の仕様による。
(2)
既存保護層がない場合は、*2印のある工程は省略する。また、*3印のある工程は、特記による。
(3)
*4印のある工程は、表3.3.9による。
(4)
*5印のある工程は、表3.4.3による。
(5)
改修工法名称の表示内容は、次による。

1.
分類
 ○ △ □工法
     ○:新規防水工法の種別による区分
     △:既存の保護層及び防水層の撤去・非撤去による区分
     □:既存防水工法による区分

2.
既存防水工法による区分
  P − 保護アスファルト防水工法*5
  M − 露出アスファルト防水工法*5
  T − 保護アスファルト断熱防水工法*5
  S − 合成高分子系ルーフィングシート防水工法
  L − ウレタン系塗膜防水工法
 (注) *5印のある既存防水工法には、改質アスファルトシート防水工法を含む。

3.
既存の保護層及び防水層の撤去・非撤去による区分
  1 − 保護層及び防水層撤去
  2 − 保護層撤去及び防水層非撤去(立上り部等は、撤去)
  3 − 露出防水層撤去
  4 − 露出防水層非撤去(立上り部等は、表1による)
  0 − 保護層及び防水層非撤去(立上等は、表1による)

4.
新規防水工法の種別による区分
  A  − 屋根保護防水密着工法
  B −   〃   絶縁工法
  AI −   〃   密着断熱工法
  BI −   〃   絶縁断熱工法
  C − 屋根露出防水密着工法
  D −   〃   絶縁工法
  DI −   〃   断熱工法
  AS − 改質アスファルトシート防水工法
  ASI − 改質アスファルトシート防水断熱工法
  S − 合成高分子系ルーフィングシート防水工法
  SI − 合成高分子系ルーフィングシート防水断熱工法
  X − ウレタン系塗膜防水工法
  E − 屋内防水密着工法

1.適用範囲

この節は、新設する防水層に合成高分子系ルーフィングシート(均質シート又は複合シート)(以下、この節では「ルーフィングシート」という。)を用いて施工する露出防水に適用する。

2.材料

(a)
ルーフィングシートは、JIS A 6008(合成高分子系ルーフィングシート)により、種類は特記による。また、ルーフィングシートの厚さは、特記がなければ、種別S−F1及びS−M3の場合は1.2mm、S−F2の場合は2.0mm、S−M1及びS−M2の場合は1.5mmとする。
(b)
絶縁用シートの材質は、特記による。特記がなければ、発泡ポリエチレンシートとする。
(c)
その他の材料
プライマー、増張り用シート、成形役物、接着剤、仕上塗料、シール材、固定金具、絶縁用テープ、断熱材、防湿用フィルム等は、ルーフィングシート製造所の指定する製品とする。

3.防種別及び工程

(a)
P0S工法、P0SI工法及びS4S工法、S4SI工法
(1)
新規防水層の工法及び工程による種別は、特記による。特記がなければ、表2とし、その適用は特記による。
(2)
脱気装置の設置は、次による。
(i)
P0S工法及びP0SI工法で、種別S−F1(SI−F1)及びS−F2(SI−F2)の場合は、特記による。特記がなければ、ルーフィングシート製造所の指定する脱気方法及び設置数量による。
(ii)
P0S工法及びP0SI工法で、種別S−M1(SI−M1)、S−M2(SI−M2)及びS−M3(SI−M3)の場合はルーフィングシート製造所の指定による。
(b)
S3S及びS3SI工法
(1)
新規防水層の種別及び工程は、表2のS−F1(SI−F1)及びS−F2(SI−F2)により、種別は、特記による。
(2)
脱気装置を設ける場合は、特記による。
(c)
M4S及びM4SI工法
新規防水層の種別及び工程は、表2のS−M1(SI−M1)及びS−M2(SI−M2)及びS−M3(SI−M3)による。
表2 合成高分子ルーフィングシート防水の工法、種別及び工程
工法 接着工法 機械的固定工法
種別 S−F1
(SI−F1)
S−F2
(SI−F2)
S−M1
(SI−M1)
S−M2
(SI−M2)
S−M3
(SI−M3)
工程 材料・工法 使用量
(kg/m2)
材料・工法 使用量
(kg/m2)
材料・工法 使用量
(kg/m2)
材料・工法 使用量
(kg/m2)
材料・工法 使用量
(kg/m2)
1 プライマー塗り 0.2
(0.3)
プライマー塗り
(0.3)


2 (接着剤/断熱材) (接着剤/断熱材) (防湿用フィルム/断熱材) (防湿用フィルム/断熱材) (防湿用フィルム/断熱材)
3 接着剤塗布 0.4 接着剤塗布 0.4 絶縁用シート敷設 絶縁用シート敷設 絶縁用シート敷設
4 加硫ゴム系ルーフィングシート張付け 塩化ビニル樹脂系ルーフィングシート張付け 加硫ゴム系ルーフィングシートの固定金具による固定 塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートの固定金具による固定 熱可塑性エラストマー系ルーフィングシートの固定金具による固定
5 仕上塗料塗り 0.25 仕上塗料塗り 0.25

(注) 1. ALCパネルの場合は、工程1を( )内とする。
  2. ALCパネルの場合は、機械的固定工法は適用しない。
  3. 断熱材を用いる場合は、SI工法とし、断熱材の種類、厚さは特記による。
  4. 断熱材を用いる場合で、機械的固定工法の場合は、SI−M1及SI−M3では工程3(絶縁用シート敷設)を行わない。

4.施工

(a)
下地
(1)
防水層の下地は、3.2.6による。
(2)
金物類の処理は、次による。
ルーフドレン、配管等に施されている塗料で、接着剤で溶解するおそれのあるものは、ルーフィングシートの張付けに先立ち、ワイヤーブラシ又は溶剤を用いて除去する。
(b)
プライマー塗り(接着工法)
プライマーは、下地乾燥後清掃を行い、ローラーばけ等を用いて当日の施工範囲をむらなく塗布する。
(c)
接着剤の塗布(接着工法)
(1)
下地に塗布する場合は、プライマーの乾燥後、ローラーばけ、くしべら等を用いてむらなく行う。
(2)
ルーフィングシートに塗布する場合は、ローラーばけ、くしべら等を用いてむらなく行う。
(d)
目地処理(接着工法)
既存防水層を撤去したALCパネル下地の場合は、次による。
なお、PCコンクリート部材下地の場合は、特記による。
(i)
種別S−F1及びS−F2の場合は、ルーフィングシート張付けに先立ち、パネル短辺の接合部の目地部に幅50mm程度の絶縁用テープを張り付ける。
(e)
増張り
(1)
立上り及び立下り部の、出入隅角の補強は、次による。
(i)
種別S−F1(SI−F1)、及びS−M1(SI−M1)の場合は、ルーフィングシート張付けに先立ち、200mm角程度の増張り用シートを増張りする。
(ii)
種別S−F2(SI−F2)、S−M2(SI−M2)及びS−M3(SI−M3)の場合は、ルーフィングシート施工後に、成形役物を張り付ける。
(2)
種別S−F1の場合のPCコンクリート部材の増張りは、特記による。
(3)
種別S−F1(SI−F1)、及びS−M1(SI−M1)の場合、ルーフドレン、配管等と防水下地材との取合いは、シートの張付けに先立ち、次の処理を行う。
(i)
ルーフドレン回りは、幅100mm程度の増張り用シートをドレンと下地に割り振り、張り付ける。
(ii)
配管回りは、幅100mm程度の増張り用シートを下地面に20mm程度張り掛け、張り付ける。
(f)
一般部のルーフィングシートの張付け
(1)
接着工法の場合は、塗布した接着剤のオープンタイムを確認して、ルーフィングシートに引張りを与えないよう、また、しわを生じないように張り付け、ローラー等で接着させる。
(2)
機械的固定工法の場合は、次による。
(i)
建築基準法に基づき定まる風圧力に対応した工法は、特記による。
(ii)
絶縁用シートを敷き並べたのちに、(i)に基づき、固定金具を用いてルーフィングシートを固定する。ルーフドレン回りは、ルーフドレン周囲から300mm程度の位置に固定金具を設けて、これにルーフィングシートを固定する。
(3)
ルーフィングシートの重ね幅等は、次による。
(i)
種別S−F1(SI−F1)及びS−M1(SI−M1)の場合
重ね幅は、縦横とも100mm以上とする。ただし、立上りと平場の重ね幅は、150mm以上とする。ルーフィングシートが3枚重ねとなる部分は、内部の段差部分にシール材を充填する。
(ii)
種別S−F2(SI−F2)、種別S−M2(SI−M2)及びS−M3(SI−M3)の場合
重ね幅は縦横とも40mm以上し、接合部は熱融着又は溶剤溶着により接合し、その端部をひも状又は液状シール材でシールする。ルーフィングシートが3枚重ねとなる部分は、熱融着して重ね部の隙間をなくす。
(g)
立上り部の防水末端部の処理
立上り部は、その端部にテープ状シール材を張り付けたのちにルーフィングシートを張り付け、末端部は押え金物で固定した上に、シール材を充填する。ただし、立上り部を機械的固定工法で施工する場合は、その端部にテープ状シール材を張り付けたのちに固定金具を固定し、ルーフィングシートを固定金具に対して溶剤溶着又は熱融着により張り付け、末端部はシール材を充填する。
(h)
仕上塗料塗り
仕上塗料塗りは、ルーフィングシートを張り付けたのち、ローラーばけ等を用いて、むらなく塗り付ける。
(i)
断熱材の張付け(断熱工法の場合)
(1)
接着工法の場合
下地に断熱材を隙間なく張付け、ローラー等で密着させた後、ルーフィングシートを張付ける。
(2)
機械的固定工法の場合
下地に防湿用フィルムを敷設し、次に断熱材を隙間なく敷詰め固定する。
(j)
(a)から(i)に定める以外は、ルーフィングシート製造所の仕様による。





 
 
Copyright(c)2006.KRK All rights reseavd.
HOME お問い合わせ プライバシーポリシー サイトマップ