シート防水工法の仕様
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シート防水工法の施工手順
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機械的固定工法
  加硫ゴム系シート
塩化ビニル樹脂系シート
熱可塑性エラストマー系シート
密着(湿式工法)工法
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接合部詳細
シート防水工法の施工事例
  各施工事例

合成高分子ルーフィング工業会
(略称:KRK)
〒103-0005
東京都中央区日本橋久松町9-2
日新中央ビル3F
TEL : 03(6206)2928
FAX : 03(6661)9034
E-mail : krkroof@krkroof.net
2009年12月7日 事務所移転いたしました。

シート防水工法の仕様

「公共建築工事標準仕様書」(平成16年)

合成高分子系ルーフィングシート防水

1.適用範囲
   この節は、現場打ち鉄筋コンクリート下地、ACLパネル下地又はPCコンクリート部材下地に、合成高分子系ルーフィングシート(均質シート又は複合シート)(以下、この節では、「ルーフィングシート」という。)を用いて施工する露出防水に適用する。
2.材料
 
(a)  ルーフィングシートは、JIS A 6008(合成高分子系ルーフィングシート)により、種類は特記による。また、ルーフィングシートの厚さは、特記がなければ、種別S−F1及びS−M3の場合は1.2mm、S−F2の場合は2.0mm、S−M1及びS−M2の場合は1.5mmとする。
(b)  絶縁用シートの材質は、特記による。特記がなければ、発泡ポリエチレンシートとする。
(c)  その他の材料
プライマー、増張り用シート、成形役物、接着剤、仕上塗料、シール材、固定金具、絶縁用テープ等は、ルーフィングシート製造所の指定する製品とする。

3.防水層の種別及び工程

 防水層の工法及び工程による種別は、特記による。特記がなければ、表1とし、その適用は特記による。ただし、ALCパネル下地の場合は、機械的固定工法は適用しない。

表1 合成高分子系ルーフィングシート防水の工法、種別及び工程
工法 接着工法 機械的固定工法
種別 S−F1 S−F2 S−M1 S−M2 S−M3
工程 材料・工法 使用量
(kg/m2)
材料・工法 使用量
(kg/m2)
材料・工法 使用量
(kg/m2)
材料・工法 使用量
(kg/m2)
材料・工法 使用量
(kg/m2)
1 プライマー塗り 0.2
(0.3)(注)

(プライマー塗り)
-
(0.3)(注)
2 接着剤塗布 0.4 接着剤塗布 0.4 絶縁用シート
敷設
絶縁用シート
敷設
3 加硫ゴム系ルーフィングシート張付け 塩化ビニル樹脂系ルーフィングシート張付け 加硫ゴム系ルーフィングシートの固定金具による固定 塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートの固定金具による固定 熱可塑性エラストマー系ルーフィングシートの固定金具による固定
4 仕上塗料塗り 0.25 仕上塗料塗り
0.25
(注) ALC パネルの場合は、工程1を( )内とする。

4.施工
 
(a)  下地
  (1)  防水層の下地は、4(a)による。ただし、入隅は直角とし、出隅は面取りとする。
  (2)  ルーフドレン、配管等に施されている塗料で、接着剤で熔解するおそれのあるものは、ルーフィングシートの張付けに先立ち、ワイヤーブラシ又は溶剤を用いて除去する。
(b)  プライマー塗り(接着工法)
  プライマーは、下地乾燥後清掃を行い、ローラーばけ等を用いて当日の施工範囲をむらなく塗布する。
(c)  接着剤の塗布(接着工法)
  (1)  下地に塗布する場合は、プライマーの乾燥後、ローラーばけ、くしべら等を用いてむらなく行う。
  (2)  ルーフィングシートに塗布する場合は、ローラーばけ、くしべら等を用いる。
(d)  目地処理(接着工法)
   ALCパネル下地の場合は、種別S−F1及びS−F2の場合,ルーフィングシート張付けに先立ち、パネル短辺の接合部の目地部に幅50mm程度の絶縁用テープを張り付ける。
 なお、PCコンクリート部材下地の場合は、特記による。
(e)  増張り
  (1)  出入隅角の補強は、次による。
    (i)  種別S−F1及びS−M1の場合は、ルーフィングシート張付けに先立ち、200mm角程度の増張り用シートを増張りする。
    (ii)  種別S−F2、S−M2及びS−M3の場合は、ルーフィングシート施工後に、成形役物を張り付ける。
  (2)  種別S−F1の場合のPCコンクリート部材の増張りは、特記による。
  (3)

 種別S−F1及びS−M1の場合、ルーフドレン、配管等と防水下地材との取合いは、シートの張付けに先立ち、次の処理を行う。

    (i)  ルーフドレン回りは、幅100mm程度の増張り用シートをドレンと下地に割り振り、張り付ける。
    (ii)  配管回りは、幅100mm程度の増張り用シートを下地面に20mm程度張り掛け、張り付ける。
(f)  一般部のルーフィングシートの張付け
  (1)  接着工法の場合は、塗布した接着剤のオープンタイプを確認して、ルーフィングシートに引張りを与えないよう、また、しわを生じないように張り付け、ローラー等で密着させる。
  (2)  機械的固定工法の場合は、次による。
    (i)  建築基準法に基づき定められた風速(Vo)及び地表面粗度区分は、特記による。
 なお、指定さえた条件により、建築基準法に基づき定まる風圧力に対応した工法を、1.2.2[施工計画書]による品質計画で定める。
    (ii)  絶縁用シートを敷き並べたのちに、(i)の品質計画に基づき、固定金具を用いてルーフィングシートを固定する。ルーフドレン回りは、ルーフドレン周囲から300mm程度の位置に固定金具を設けて、これにルーフィングシートを固定する。ただし、種別S−M2は、原則として、絶縁用シートを敷設しない。
  (3)  ルーフィングシートの重ね幅等は、次による。
    (i)  種別S−F1及びS−M1の場合
       重ね幅は、縦横とも100mm以上とする。ただし、立上りと平場の重ね幅は、150mm以上とする。ルーフィングシートが3枚重ねとなる部分は、内部の段差部分にシール材を充填する。
    (ii)  種別S−F2、S−M2及びS−M3の場合
       重ね幅は縦横とも40mm以上し、接合部は熱融着又は溶剤溶着により接合し、その端部をひも状又は液状シール材でシールする。ルーフィングシートが3枚重ねとなる部分は、熱融着して重ね部の隙間をなくす。
(g)  立上り及び立下り部の防水末端部の処理
   立上り及び立下り部は、その端部にテープ状シール材を張り付けたのちにルーフィングシートを張り付け、末端部は押え金物で固定した上に、シール材を充填する。
(h)  仕上塗料塗り
   仕上塗料塗りは、ルーフィングシートを張り付けたのち、ローラーばけ等を用いて、むらなく塗り付ける。
(i)  (a)から(h)に定める以外は、ルーフィングシート製造所の仕様による。

防水改修工事
工法 接着工法 機械的固定工法
種別 S−F1
(SI−F1)
S−F2
(SI−F2)
S−M1
(SI−M1)
S−M2
(SI−M2)
S−M3
(SI−M3)
工程 材料・工法 使用量
(kg/m2)
材料・工法 使用量
(kg/m2)
材料・工法 使用量
(kg/m2)
材料・工法 使用量
(kg/m2)
材料・工法 使用量
(kg/m2)
1 プライマー塗り 0.2
(0.3)
プライマー塗り
(0.3)


2 (接着剤/断熱材) (接着剤/断熱材) (防湿用フィルム/断熱材) (防湿用フィルム/断熱材) (防湿用フィルム/断熱材)
3 接着剤塗布 0.4 接着剤塗布 0.4 絶縁用シート敷設 絶縁用シート敷設 絶縁用シート敷設
4 加硫ゴム系ルーフィングシート張付け 塩化ビニル樹脂系ルーフィングシート張付け 加硫ゴム系ルーフィングシートの固定金具による固定 塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートの固定金具による固定 熱可塑性エラストマー系ルーフィングシートの固定金具による固定
5 仕上塗料塗り 0.25
仕上塗料塗り 0.25
(注) 1. ALCパネルの場合は、工程1を( )内とする。
  2. ALCパネルの場合は、機械的固定工法は適用しない。
  3. 断熱材を用いる場合は、SI工法とし、断熱材の種類、厚さは特記による。
  4. 断熱材を用いる場合で、機械的固定工法の場合は、SI−M1及SI−M3では工程3(絶縁用シート敷設)を行わない。