事業内容

会長ごあいさつ

合成高分子ルーフィング工業会会長
小山 利明


KRKは設立から50年以上の歴史を有し、シート防水だけでなく防水業界全体の品質と耐久性能向上に寄与し続けております。
特に防水層の耐久性能向上や建築学会はじめJWMAへのノウハウ共有に先達の学会やゼネコン等の先生方と共に注力して参りました。

ご承知の如く、シート防水が国内で初めて採用されたのは、昭和26年に桜木町駅構内で大勢の死傷者を出した車両火災事故をうけて旧国鉄が昭和27年に塩化ビニル樹脂系シートを車両屋根防水に採用したのが始まりです。

その後、諸先輩方の不断の努力の結果、平成2年には概ね3,000万㎡まで拡大いたしました。

今後の課題として技能員不足や高齢化対策として工法仕様の簡略化や機械化の改革改善は急務です。更には次世代から将来にわたり防水全般のノウハウ伝承が不可欠です。

現在、国内外とも新型コロナの禍中であり、終息や経済の再生など将来の見通しが暗澹たる思いで閉塞感と不安が支配しております。
然しながらワクチン接種により一縷の希望が見えてきた様にも感じます。
一部の業種・企業以外は非常に厳しい状況ですが、今後も「防水」の種別や工法・仕様の変化はあるものと推察いたしますが、世の中から一切の防水が不要になる事は無いものと判断します。

KRKは設立50周年を通過点として100周年を目指し、JWMAの中でも実績と活動内容で更に牽引して参ります。
今後とも関係各位の皆様からご指導ご鞭撻を賜りたく宜しくお願い申し上げる所存です。